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『MPのない音楽会Ⅶ 好敵手(ライバルズ)』
2017.1.29をもちまして完売いたしました
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第一回演奏会を終えて

2011年01月21日
どうもこんばんは。音楽監督のまっち。です。


大変遅くなってしまいましたが、去る16日に行われた第一回演奏会についてつらつらと書きたいと思います。


先日はお忙しい中、我が団初の単独演奏会「MPのない音楽会」にお出で頂きありがとうございました。
中には東京から遥々ご来場いただいた方も多くいらっしゃるとお聞きしました。
本当にありがとうございました。
御来場頂いた方は全部で207人。
当初は、お客さんは身内(東北大学吹奏楽部のメンバーか団員の家族)だけで会場はそんなに埋まらないと思っていたのですが、いい意味で予想に反し沢山のお客様にご来場いただきうれしい限りです。

沢山のお客様に来ていただいただけに、もう少し質の高い演奏ができたら良かったなあと悔やまれます。


しかしながら以前のブログでも書きました通り、もちろん上手でない演奏だったかもしれませんが、我々のゲーム音楽に対する愛情や情熱が充分にこもった演奏になったのではないでしょうか。

もし僕らの音楽を聴いて

あとちょっとで敵に勝てそうな時のドキドキ感やワクワク感だとか
友達の家でスマブラやレースゲームで競った時の楽しさだとか
RPGのエンディングでウルウルしてしまった時の感動だとか

もしくは「ああ、あのころが懐かしいなあ」なんて思ってもらえたらもう大成功です。


アンケートにこんなような内容の文章を書いてくださった方がいました。
(うろ覚えなので原文通りではないです)

「社会人になった主人公のえむぴが段ボールの中からゲームボーイを取り出してゲームをやろうとするも、いくらカセットをフーフーしても起動しない場面で、会場からは笑いがこぼれましたが、私はそんなえむぴにジーンときてしまいました。」

実は僕もそうでした。


前の日と当日にリハーサルをして演出の内容は大体把握していたのですが、
本番中、後はメインの任天堂メドレーだけとなった時にふと演出を見たら、スーツを着たえむぴに自分を重ね合わせてしまいました。
僕は今就活中なので、仙台から東京へ行き会社説明会へでて、満員電車で揺られて帰る日々を送っています。
ときどき居酒屋に行って友達と飲みます。
仙台へ帰ってくれば研究室と自宅の往復です。

そんな生活の中、日曜だけはMPの時間でした。


去年の3月ころです。現団長のぢょんから

「まっち、いっしょにMPを や ら な い か」

と誘われ、自分もMPに入れるのか!と思いホイホイついてきてしまったわけです。

最初は編曲担当として既存の曲の編曲し直しを沢山しました。
グルメレースとかFFとかすごく編曲が楽しかったです。

夏ころです。
合宿でトラブルがあり体調を崩してしましました。
それからスランプに入りました。
とくに任天堂メドレーの製作が思うように進まず、いつもならポンポン浮かぶアイデアも浮かびません。
書いては捨て、書いては捨ての繰り返し。
10月頭に完成予定だったのに結局出来たのは11月28日。
週3時間の練習なのに納期が遅れてしまい、非常に焦りました。

それでいて12月の練習は3回しかないのに2回とも出張で指揮者不在。
団員のみなさんの心がだんだん離れていくのを感じました。
自分自身もなんだかMPの練習の仕切りも上手くいかず、練習に人もなかなか集まらず、
本当に本番迎えられるんだろうかという不安ばかりが募って行きました。
それ故に自分のMPに対する思いもだんだん薄らいでいたような気もしました。

そんな中なんとか迎えられた前日のリハ。
会場は借りられなかったので狭い練習室でしたが、半日かけて演出と曲の通しをしました。
その時、あれ?楽しいんじゃない?って思えてきたんです。
直前まですんなり通らなかった任天堂メドレーなのに。
当日の午前に通して見て、ホールの感じと響きが割と良かったなぁ。
ギリギリまでバタバタしていた演出も上手くいって。

長かった1年間だったけど、すごく短かったなあ。

あとこの任天堂メドレーが終わればもう今までの練習は終わってしまうんだ。
もうこの曲を演奏することはないのかな。
もうこのメンバーで演奏することもないのかな。

内定がもらえて勤めることになったら、
きっと僕もこのえむぴ見たいにスーツを着て会社に出勤。
満員電車に乗り、帰宅すると冷蔵庫のビールを飲み干す。

ふと学生のころを思い出してゲームしたいとか思い立つのかな。
演奏したいって思うのかな。

でももうその頃には戻れない大人になっているのかな。
そうやってみんなMPを去っていくのかな。

そんなことを感じながらえむぴを見ていたら、
スポットライトが小さくなり、えむぴの姿が無くなってしまいました。

ああ、もう二度と今には戻れない。
最初で最後の今が始まる。
そして最初で最後の今が終わる。

そんなことを考えて任天堂メドレーの冒頭、タクトを振り下ろしました。


もう涙がこらえられませんでした。

なんでゲーム音楽に泣いているんだろうか。
でもすごく楽しい。いいメロディ。
厚みのあるサウンド、きらびやかな金管のファンファーレ。
音を外しているのに、縦が揃っていないのに、ピッチが悪いのに、
僕は楽しさと、悲しさと、切なさがまじりあって涙がこらえられませんでした。


ホルンソロの最高音が当たった時、ああもう神様は僕らの見方だと思いました。


本当にいい演奏だったと思います。
下手だったと思います。
でも一番上手でした。


吹き終わったあと、楽しかった!と言ってくたお客様がいました。
これで充分演奏会は成功だと思います。


僕の思いに共感してくれるお客様が少なくとも一人いました。
これで充分大成功だったと思います。


もし次の演奏会があるなら、
この思いをもっと多くの人に伝えらるよう、練習に励みたいと思います。

次の演奏会もよりいっそう心に響く良い演奏をしたいと思いますので、その時は是非お越しください。


最後になりましたが、

遥々遠方から演奏会にご来場くださった皆様、
会場をお貸し頂いた戦災復興記念館のスタッフの皆さま、
宣伝をしてくださった新聞社、ラジオ局、その他多くのゲーム音楽団の皆さま、
楽器を貸してくださったり、演出を手伝ってくださった東北大学学友会吹奏楽部の皆さま、
この場を借りて厚く、熱く御礼申し上げます。



そして今年MPを卒業されるSD様、
お忙しい中MPに参加していただき、さらには練習を陰から支えてくださりありがとうございました。
SD様なしではMPの演奏会の成功はあり得ませんでした。
卒業にあたりこれから様々な困難が待ち受けていると思いますが、そんな時はこの演奏会のことをちょっとだけ思い出して励みにして頂けたらと思います。
本当に一年間ありがとうございました。











いつか僕もこのMPを去る時が来ます。
その時は、この日のアンコールが
いつまでも胸に鳴り響いていることでしょう。
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